京都府庁旧本館旧議場
修理
重要文化財
所在地 | 京都府京都市 |
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委託者 | 京都府 |
完了年度 | 平成27年度 |
京都府庁旧本館の外観は、ルネサンス様式を基本としながらバロック的要素を加味した洋風建築庁舎で、構造は煉瓦造一部石造2階建てです。当時の日本は、近代化とともに行政機能が複雑化また拡大化し、それに対応するための庁舎が全国に相次いで誕生していました。そのなかで京都府庁旧本館は、行政棟と議会棟を一体化させつつ、北側に突出させることで独立性も兼ね備えた、画期的なプランニングでした。設計は当時京都府技師だった松室重光です。旧本館は、現在も一部を行政執務室として使用しながら、建物を利用したイベントを開催したり、修復した旧議場や旧知事室などを見学に公開するなど活用されています。